薬の副作用にEFTを用いる



マリアン・マクリーディによるこの短いアーティクルは、薬の副作用に対してのEFTの使い方を説明しています。
彼女の例は化学療法が中心になっていますが、原則は非常に多くの薬物に対してもほとんど有効だと思われます。

マリアン・マクリーディによる

私はアメリカ西海岸に住んでいて、乳癌を持つ友人が東海岸にいます。(彼女の名前はホープといいます)ホープは
手術前の化学療法を受けている最中で、その副作用として、血球数が低くなる事が原因のひどい眩暈(めまい)と
吐き気を経験していました。

私は彼女にEFTを教えたい事、電話でEFTをやりたい事を知らせ、タッピングの手順が分かるように、
マニュアルをダウンロードしてほしい事を伝えました。電話をしたその日は、彼女に吐き気はなかったのですが、
眩暈については(0から10のSUDで)7と値を出しました。彼女はあまりに目が回るために、実は前日に家の中で
倒れてしまったのです。私達は次のフレーズでタッピングを行ないました。

 「私はとても眩暈(めまい)がするけれども・・」

1ラウンドの後でめまいの値はどうなったか尋ねました。しばらく沈黙があり、彼女は全くめまいがしていない事に
ショックを受けていました。それから、多分0から10の内0.5くらいだと言い直しました。そしてこれから電話を切り、
何かを食べますと言いました。めまいがする時には何か食べると酷い吐き気がするので、彼女は全く食べていなかったのです。
彼女は空腹感を感じ、食べ物を胃に収めておくことが出来ると感じるようになりました。そして実際(吐かないで)
胃に食べたものを収めている事が出来たのです。その後、化学療法を行なう度に、低いレベルでめまいは繰り返されましたが、
それは3以上高いめまいには決してなりませんでした。

ゲイリーのコメント:恐らく、もしホープが化学療法が終るたびに、めまいに対してEFTを使っていたら、もっとめまいを
軽減出来たと思います。

最初の電話セッションからほぼ10日後、ホープの様子を見るために電話をしました。彼女は吐き気が0から10の内、
10あったため、電話に出るのもためらったほどでした。話す事さえ難しい状態でした。私はEFTを行なう事、
彼女が私と共にタッピングしている間に私がフレーズを言う事を提案しました。私達が選んだフレーズは次のようなものでした:

 「私は今にも吐きそうな感じがしているけれども」

私達は2ラウンドタッピングを行ないましたが変化はありませんでした。私は、選んだフレーズを繰り返しながら、
空手チョップポイントを2人でタッピングする事を提案しました。空手チョップポイントのタッピングを始めて間もなく、
彼女の吐き気のレベルは下がり始めました。私達はタッピングの手順を繰り返し、吐き気のレベルを3まで下げる事が出来ました。
彼女は猛烈な吐き気を何とか出来るものがあるなんて本当に信じていなかったと言いました。

ホープの吐き気は、化学療法を行なう度に起こり、その吐き気は3日間続きました。彼女は多少自分自身でそれを
コントロール出来ていましたが、私と一緒にワークする時がもっと効果があると言いました。

ホープはその後、乳癌の手術を受け、翌週に化学療法を再び始めるのを予想していました。私は彼女が必要な時に、
一緒にワークを続ける事を提案しました。

以下は、これらのセッションの後に、私がホープから受け取った手紙です。

マリアンへ:

乳癌のため受けた化学療法の副作用を何とかしようと、あなたが助けてくれた事に心から感謝したくてこの手紙を
書いています。私達が2回に分けて話し合った時、私は血球数が低くなるために起こっためまいと、化学療法のために
起こった吐き気を経験していましたね。EFTによって私はどちらの不快感もレベルが10近くから3まで下げることが
出来ました。私はEFTの効果について本当に驚いたし、それは今でも変わりません。
EFTを今でも1人で続けていますが、あなたが、私とあなたのエネルギーを結集した時の強力さには驚かされました。

あなたは真の友であり、非常に有能な専門家です。私は心の広い友人達の助けや援助の際、彼らにあなたを
紹介しようと思っています。

敬具

ホープより

 


翻訳:岩井邦夫

原文:http://www.emofree.com/articles/chemotherapy-effects.htm


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