EFTを使って多くの問題を15分で
    解決する医学博士




こんにちは、みなさん

南カリフォルニアの泌尿器科の医師であるエリック・ロビンは長年にわたって地道にEFTを
実践してきました。全部で15分間EFTを行って、いくつもあった身体の不調が静まったり、
様々な薬物の使用量が徐々に減ったり不要になったりした患者について、彼の経験談を
寄せてくださいました。ロビン博士が彼の記事の中で述べているように、「・・・忙しい病院内で、
合計15分間を費やしたにしては悪くない結果」です!!


ゲリー


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エリック・ロビン(医学博士)より



興味深い報告があります。およそ6ヶ月前、うちの泌尿器科クリニックに尿失禁の女性がやって来ました。
検査室に入る前に、彼女の外来カルテを再検討したところ、彼女が抗欝剤と抗不安剤の投薬を
受けていることに気づきました。私は、感情的な問題があれば、身体的な症状や疾患への
影響がでると考えていて、病院の中でもできるだけ頻繁にEFTを使ってみるようにしています。

私はそう長い時間を費やすことはできないので、EFTが実に素早く使えるということは大きな利点です。

健康に及ぼす感情の影響について、私は次のような仮定を立てています。


1) ストレスやネガティブな感情は頭部には表れず、我々の体に蓄積する。


2) 人は無意識のうちに、平滑筋と骨格筋を緊張させ凝り固まることで、苦痛に感じる問題やトラウマを
  意識の表面に浮かび上がらせず、体の中に押さえ込んで、それに耐えようとする。


3) 体のどこかにネガティブな感情やストレスが蓄えられていて、それが体を浄化するエネルギーの
  流れを滞らせている。

こうした考えを持って、私は検査室に入っていきました。超音波による膀胱検査で分かったのは、
排泄後も、彼女は膀胱を尿量の半分までしか空にしていない、ということでした。
(つまり彼女は尿を残していたのです)。女性の場合、こうした尿が残存する原因となるような解剖学的
障害が見つかるのは稀です。それより一般的に見られるのは、女性が骨盤底部と括約筋にストレスを
溜め込んでいるため、排泄するときに筋肉が弛緩せず膀胱を空にできないというものです。
また、この女性の場合、彼女の抑うつの薬物療法が膀胱の弛緩に一役買い、問題の一因となっていた
のでしょう。

私は彼女に、精神的な問題がしばしば身体症状の一因になることを説明しました。

私は、こうした話を患者にするとき、「全て自分の頭の」問題なのだと患者が思い込まないよう、
細心の注意を払います。普段、私は次のような比喩を使って話をします。

「もし、ある人に潰瘍があったとしたら、彼らの胃に現実に物理的な穴が開いている、
これは正しいですよね。けれどこう聞いたらどうでしょう。『おや、どうしてその場所に潰瘍ができたん
だろう』


答えはこうかもしれませんね。

『そうだな、彼らは胃酸を多く分泌しすぎて、それで胃に穴を開けたんだろう』

でも、もしこう質問したらどうでしょう。『どうしてそんな沢山胃酸を作ることになっちゃったんでしょうね』

そしたら答えは、ストレスや心配事が多すぎたんだよとなるかもしれませんよね。」

私は、患者たちに感情的な問題が身体に現実化する、という点を明確に認識してほしいのです。

次に私は、彼女に目を閉じ、続いて私が質問をして閃いたことがあればそれに対して心を開くように
言いました。

「もし分かれば、あなたの生活の感情的なことで、膀胱の問題の一因となっている
かもしれないものは何だと思いますか?」彼女はすぐさま答えました。

「私の息子が刑務所の死刑囚棟に入れられています。私には確固たる信念があるので、
あの子が死刑囚棟にいるという事実にはそれほど酷く心を悩まされてはいません。
それより私がいやでたまらないのは、私があの子を訪ねるときに
(刑務所まで片道480マイルも運転していって)、警備員はたったの45分しか私に与えてくれず、
乱暴で粗雑に私を面会者室に追い出すのです。」

そう言うと彼女は泣き始めました。私は彼女に、刑務所で起きた特定の出来事で今も彼女を苦しめ
心に残っているものがあるかどうか尋ねたところ、彼女はあるといいました。私はその出来事に
彼女の気持ちを集中させ、2ラウンドのタッピングをしました。

そうしたら、その感情は完全にその出来事から開放されてしまいました。

私はいつもEFTを始めるとき、SUDを図るのに体で感じる感情の度合いを聞くことにしています。

終わった後、身体の部分に何も感じることがなければ、効果があったと判断します。

身体的なレベルでの変化は、永続的で、多くの場合、身体的な癒しが現れるようになります。

私は、数週間後、膀胱鏡を使った検査のために訪れた彼女に会いました。

そのときは彼女の膀胱が以前より良く空になっていることを発見しましたが、失禁問題はまだ残って
いました。通常の膀胱鏡による検査の後(予定通り)、私たちにはまだ少々の時間がありました。

そこで、私は彼女に、取り除きたい心の傷が他に無いかどうか聞いてみました。私たちは、

彼女の子供時代の二つの大きな問題についてワークを行いました。ひとつは、ある人から酷くいじめ
られたというもので、私たちはすぐさまEFTを使ってその出来事に伴う苦痛を0に減らしました。

ふたつめの出来事は彼女が巻き込まれた身内からの性的な嫌がらせで、それもまた、すぐさまEFT
を使って一気に片付けてしまいました。

どちらの出来事も、片付くまで全部で10分もかかりませんでした。

その来院の後は、今日になって、別のことで彼女の息子を私に合わせるため連れてくるまで、
私は彼女にずっと会っておらず、連絡もありませんでした。私は彼女の調子を尋ねると、

彼女は次のように報告してくれました。


1) 彼女は、二回目に私の元を訪れて以来、全ての抗うつ剤をやめている。


2) 彼女は、前の月、テマゼパム(抗不安催眠薬)を寝る前に毎晩6粒だけ使うところから始まって、
  今ではほぼ完全に頼ることがなくなった。


3) 長年続いていた背中の深刻な痛みが消え、モトリンから開放された。


4) 彼女はいまでも血圧の薬を飲んでいるが、今では彼女の血圧は「低すぎる」くらいで、
  かかりつけの内科医に薬の調整をしてもらう必要がある。


5) 彼女はまだ少し頭痛がして、尿失禁がまだ残っている。これらの両方とも、もっとワークを
  する必要があることを示唆している。

けれど、この忙しい病院内で、合計15分間を費やしたにしては悪くない結果だ!!!


ではまた。


エリック・B・ロビン(医学博士)


共著:あなたを癒すあなたの手


寄稿者:癒そうとする心


翻訳; 岩淵 桂子


監訳:ブレンダ・ダランパン




重要な注意:

EFT は臨床的にめざましい結果を生み出していますが、このテクニックはまだ実験段階
であることを考慮しなければなりません。
ですから、EFT を使用するプラクティショナや一般の人々は、このテクニックを使用する
ことについて自分自身で完全な責任をとらなければなりません。
さらに付け加えると、Gary Graig は医療に関する専門的な免許を持っていません。
彼は任命された牧師として、またパーソナルパフォーマンスコーチとしての立場から
EFT を提供しています。
特定の感情的問題、または身体的問題に EFT を用いることについて、医療分野の
専門家との話し合いを望まれる方は、http://www.emofree.com/ のプラクティショナ
紹介ページをご覧ください。

そこには、公的な資格をもった、あるいは公的な資格を持たないEFT プラクティショナ
がリストアップされています。
 

EFT をお使いになる方は必要に応じて、資格のある医師に相談してください。



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